≪その4≫ |
ハトカンの名前の由来はそのふっくらした形が、鳥の鳩に似ていることからだとか。初めて見る人には尿瓶のように見えるかもしれませんが、れっきとした徳利の一種です。これは囲炉裏や火鉢などの灰に、縦に差し込んで使っていました。灰の余熱で燗をしていたのです。 ダチビン(抱瓶)は沖縄地方独特の徳利です。行楽などの時に使われた携帯用の三日月形の酒器で、両脇の穴に紐を吊るし、腰にさげて沖縄の焼酎「泡盛」を入れて使っていました。 カラカラは鹿児島・沖縄で見られる酒器です。昔、容器の中に陶丸が入っていて、降るとカラカラと音がするのでこの名がついたといわれます。何のために陶丸が入っていたのかはわかりません。安定感があり、注ぎやすい形のカラカラはお祝いの座敷などで使われていました。 |
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