
全国陶磁器フェアIN福岡2002
<会期:平成14年3月20日〜3月24日> |
| 平成14年3月20日 |
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桜の花が目を楽しませてくれるぽかぽか陽気の日に、全国陶磁器フェアIN福岡へ出かけてきました。全国陶磁器フェアIN福岡は毎年開催されている福岡最大級の陶磁器展示即売会で、主な出展としては、陶磁器・陶芸機材・炉・染め物などで、陶芸ファンには見逃せない大型イベントのひとつです。同時開催として福岡市華道代表作家展、福岡茶道文化連盟各流合同茶席、テーブルコーディネート、ろくろ実演、陶芸体験コーナー等も催されていました。
会場のマリンメッセ福岡に入ると、運動場のようなホールに約180件ほどの出展があり、初日は平日だったのにもかかわらず、たくさんのお客さんで広い会場が熱気に包まれていました。九州はもちろん全国の窯元さんなどが出展されているので、さながら「全国やきもの巡り」をしているようでした。春らしく花をアレンジしたディスプレイや、とにかく所狭しと器を並べた窯元さんなど見ているだけでもわくわくしてきます。お客さんも熱心に器を手にとったり、窯元さんから説明を受けたりとお買い物を楽しまれているようでした。特に若い女性客には、無地のシンプルな器や、ポップな絵柄の器が人気のようです。
私は佐賀ではあまり見かけない、萩焼や京焼、九谷焼などに興味深々。萩焼の茶陶の器は、同じ土物とはいえ、唐津焼とはまた違った土味や、しっとりした釉薬の雰囲気が魅力的です。京焼や九谷焼は、とても華やかで豪華絢爛な器たちが印象的でしたが、九谷焼の様々な装飾が施された豪華なまねき猫が珍しく、おもわず手にとったりしました。
陶磁器販売の他にも各種イベントが開催されており、陶芸作家・野嶋信夫さんによる、ろくろ実演コーナーには常に人垣ができていました。土の塊が野嶋さんの手にかかると、ろくろの回転にあわせてすうっと上に伸びたり、形が変化していく様に目が釘付けになります。お客さんたちも皆さん、真剣な目で野嶋さんの手付きを追っていました。作業をしながら野嶋さんが、ろくろ作業の解説を行われると、お客さんからも「どうやったら中心が、ずれないですか?」、「器の口を上手に仕上げるコツは?」と質問が飛び出していました。
テーブルコーディネートコーナーでは、原田治子先生によるコーディネートライブや、セミナー卒業生の方のコーディネート作品が展示されており、特に女性客に人気のようでした。和風のセッティングや、お祝い事をイメージした器の取り合わせなどがあり、器の生き生きとした表情を見ることができます。
陶芸体験コーナーを見ていると、「陶芸体験をしてみませんか?」と係りの方から声を掛けられ、思い切って挑戦してみることにしました。こちらの体験コーナーでは手びねりと、電動ろくろから選ぶことができ、私はろくろで茶碗づくりを体験してみることに。まずは大まかな形をインストラクターの方がつくってくださり、手の使い方などのアドバイスを受けました。いよいよ土に手を添えて形づくりをすると、土はひんやりした感触なのに、緊張と集中で汗ばんできてしまうのです。「外の手に少し力を加えて。」、「口から手を離す時には静かに。」といったアドバイスを受けながら、なんとか形にしていきました。連れのスタッフに「茶碗じゃなくて変な小鉢だよ。」と言われながらも、「良くできていますよ。初めてではないでしょう、いい手付きです。」とインストラクターの方から褒められ上機嫌になりました。別途料金で焼成もお願いしたので、できあがりが楽しみです。
ひとつの会場で、全国各地の焼き物を見てまわるり、また陶芸体験までチャレンジすることができて、とても楽しくお得なイベントでした。陶芸の世界は「見る・使う・創る」と色々な角度で楽しむことができるのだなと、改めて感じました。
■取材雑記
取材をしていると知り合いの窯元さんとばったり遭遇。「見学に来たんだよ。」とおしゃっていましたが、もちろんお客さんとして各ブースを見て周られていたとのことですが、他のお客さんから「これは何焼ですか?」「お幾らですか?」と声を掛けられて…と苦笑いされていました。知らない人から見てもやっぱり窯元さんのオーラが漂っているのだと思います。
●マリンメッセ福岡
【所在地】福岡県福岡市博多区沖浜町7-1
【駐車場】有
【電 話】092-262-3265
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