北九州市立小倉城庭園開館5周年記念企画展
藩窯(はんよう)
<会期>後期:平成15年12月6日〜平成16年1月25日
 わが国において「やきもの」の歴史は古く、はるか古代にまでさかのぼりますが、人々の生活の中に深く浸透し、多種多様な「やきもの」が大量に消費されるようになったのは、江戸時代になってからのことです。そのため、江戸時代には、大小の窯が全国に生まれました。この中には、その経営全般にわたって、藩が大きく関与した窯が数多く見られます。これらの窯を「藩窯」と呼びますが、その果たした地域的役割は決して小さなものではありません。
 そこで今回の企画展では、前期では九州各地の、後期ではその他各地の著名な「藩窯」の名品の数々を通して、それぞれの地域の持つ「やきもの」の味わいと生活文化をあわせて紹介したいと思います。
 江戸時代、武家の城下町として栄えた小倉の地に、北は加賀藩(石川県)から南は薩摩藩(鹿児島県)の名品が集います。各藩の「やきもの」の持つ美しさや技術の素晴らしさに触れながら、今も昔も私たちの生活に欠かすことのできない「やきもの」の魅力について、今一度見つめ直していただく機会となれば幸いです。

会場 北九州市立小倉城庭園
住所 福岡県北九州市小倉北区城内1-2
電話 093-582-2747
入館料 一般300円/中高生150円/小学生100円
団体(30名以上)2割引
※3施設(小倉城庭園、小倉城、松本清張記念館)共通入場券 一般700円/中高生400円/小学生250円
開館時間 11〜3月 9:00〜17:00(入館は閉館30分前まで)
URL http://www2.kid.ne.jp/teien/