第16回土岐市織部の日 
特別展 「織部の流通圏を探る―西日本―」
<会期>平成16年2月21日(土)〜5月9日(日)
 古代から続く美濃窯業の歴史の中心地である本市では、安土桃山期において、元屋敷窯を中心とした、大窯・連房式登窯で「黄瀬戸・志野・織部」などの高級な茶器を生産しました。これら「美濃桃山陶」は当時、政治の中心地であった大阪・京都に茶器として流通し、出土例も多く知られています。
 近年、江戸初期の城郭・城下町の発掘調査が進む中で、生産地や京・大阪を遠く離れた地方の都市においても、美濃桃山陶の出土が確認されました。茶事などにおける、美濃桃山陶を好む気風の広がりを考える上で、大変興味深いものです。
 このたびの特別展は、西日本諸遺跡出土の美濃桃山陶を中心に、その流通の広がりを探り、あわせて他の生産地の陶磁器や木製品・金属製品などを紹介するものです。


会場 湯土岐市美濃陶磁歴史館 第1・2展示室
住所 岐阜県土岐市泉町久尻1263番地
電話 0572-55-1245
入館料 一般200円(150円)/高・大学生100円(70円)/小・中学生50円(30円)/乳幼児無料
※( )内は20名以上の団体割引料金
交 通 自家用車 中央道土岐ICから国道19号線名古屋方面に約1.5km(駐車場無料)
タクシー  JR中央線土岐市駅より約10分
開館時間 10:00〜16:30(入館は16:00まで)
休館日 月曜日(5月3日は開館)、祝日の翌日
関連イベント 講演会 「貿易都市・堺における織部の流通」
日時:平成16年3月28日(日) 午後1時30分〜
場所:土岐市文化会館2F・大会議室
    <土岐市泉町久尻1263番地 美濃陶磁歴史館隣>
参加費:無料(事前申込不要)
講師:森村健一氏(堺市立埋蔵文化財センター)
※講演会終了後は当館学芸員による展示説明会を行う予定です。