畠山記念館開館40周年記念 平成16年春季展 季節の茶道具取り合わせ
併設展示 琳派の書画と工芸品
<会期>平成16年4月1日(木)〜6月13日(日)
 畠山即翁が前後五ヵ年にわたって想いを練り、展示室内のショーケースに至るまで独創の考案を凝らすなど、みずからの設計監督のもとに腐心桔据の末ようやく美術館開館の運びとなったのは、東京オリンピックが挙行された昭和三十九年のことでした。
 以来、翁の指示にもとづき独自の運営を続け、東洋の古美術品、ことに茶器を中心とする展観をもって、国内はもとより海外にもその存在を認められて参りました。このたび四十周年の節目を迎えるにあたり、四季折々の季節に相応しい茶道具を取り合わせ、併せて当館コレクションの核を成す分野を特集して順次紹介してまいります。今回は、琳派の書画と工芸品を展示し、さらに国宝三点を特別展観いたします。
 この機会に是非、「即翁好み」の数々をご精鑑ください。

■主な展示品
重要文化財 「名家家集切」伝紀貫之筆
重要文化財 「春景山水図」伝岳翁蔵丘筆
古瀬戸肩衝茶入 銘畠山
粉引茶碗 放れ駒
南蛮縄簾水指
ほか、途中展示替えがあります。

会場 財団法人 畠山記念館
住所 東京都港区白金台2-20-12
電話 03-3447-5787
入館料 一般500円(400円)/学生350円(300円)
※( )内は20名以上の団体料金
交 通 営団南北線・都営三田線「白金台」1出口 下車徒歩10分
都営浅草線「高輪台」A2出口 下車徒歩5分
開館時間 10:00〜17:00(入館は16:30まで)
休館日 月曜日(5月3日は開館し、5月6日休館)
URL http://www.ebara.co.jp/hatakeyama/
特別展観 国宝 林檎花図 伝 趙昌筆(4月1日〜4月25日)
国宝 蝶螺鈿蒔絵手箱(4月27日〜5月9日)
国宝 禅機図断簡 因陀羅筆(5月11日〜6月13日)
関連イベント 列品解説
4月10日(土)、5月1日(土)、5月22日(土)、6月5日(土)
午後2時より展示室にて学芸員による解説を行います。

抹茶
400円(干菓子付き)
午前10時より午後4時30分まで展示室にて随時