カタチが切る 〜日本の現代陶芸〜
<会期>平成16年4月3日(土)〜5月16日(日)
 本展覧会は、既存の枠にとらわれず、多様に展開した日本の現代陶芸の自由な造形美に着目し、あたかもそのカタチが、空間を切り取るかのごとき様相を当館のコレクションにて紹介するものです。
 焼き物鑑賞の魅力の一つは、土素材ならではの味わいが醸し出されるところにあると考えますが、現代陶芸作品を前にするとき、さらに多くのさまざまな表情をみてとることができます。
 そして、どんな土を使った作品でも、どんな釉薬をかけた作品でも、どんな模様を施し焼成した作品でも、その空間の中で凛然と、生まれ出でた“カタチ”を持ってそこに在るのです。
 立ち上がる土の輪郭線… 面と面が生み出すカタチの際… 空間とカタチとの境界が生み出すドラマチックな表情… その美しさに出会うことを今回、鑑賞の切り口としてみました。
 展示構成は、
@うつわが/を切る<展示室1.2> A構成が切る<展示室3> B土が切る<展示室5> C心象が切る<展示室7.8> Dもようが切る<展示室9> Eいろが切る<展示室10・11>
とし、身近な“うつわ”からさまざまなカタチへ鑑賞が広がっていくようにしました。

■主な展示作品
富本憲吉、十一代三輪休雪、八木一夫、河本五郎、熊倉順吉など33名、47点

会場 岐阜県現代陶芸美術館 ギャラリーT
住所 岐阜県多治見市東町4-2-5
電話 0572-28-3100
入館料 一般320円(260円)/大学生210円(160円)/小中高生無料
※( )内は20名以上の団体料金
※この料金で、ギャラリーUにて展示中の「荒川豊蔵展」「世界の名窯展」「白い大地に生まれた形」もご覧いただけます。
※愛知万博前売り券及び花フェスタ2005前売り券をお持ちの方は団体料金で入館できます。
交 通 ・中央自動車道多治見IC(小牧JCT経由)から約10分、中央自動車道土岐IC(岡谷JCT経由)から約10分
・JR多治見駅から車で約10分
・JR多治見駅から東濃鉄道バスでセラパーク・現代陶芸美術館口下車、徒歩8分
・多治見市コミュニティバス オリベルート(土・日・祝運行)JR多治見駅発・MINO発 セラパーク下車
開館時間 10:00〜18:00(入館は17:30まで)
休館日 4/5(月)・12(月)・19(月)・26(月)・5/10(月)
URL http://www.cpm-gifu.jp