企画展「幕末から明治の小皿展」
<会期>平成16年8月3日(火)〜10月3日(日)
 今回の企画展は、小皿シリーズPartV『幕末から明治の小皿展』と題して、美濃の地で幕末から明治時代に作られ、手描きや印刻・型押技法が施された小皿を展示致しております。
 古来より、小皿は茶碗とともに私達の食生活に欠かすことのできないものとして、受け継がれてきました。料理を取り分ける器として、また盛られた料理を引き立てる役割も担っています。
 美濃の地で磁器が作られ始めたのは、今から200年程前の文化・文政時代になってからのことです。白い素地に発色の良い呉須などの顔料で描かれる文様は、簡略化されたものから緻密なものまで様々で一つとして同じものがないのが手描きの魅力です。また庶民の暮らしが豊かになり、食器の需要が増加したことによって、大量生産が可能な型押・印刻などが普及し、それらの技法は現代にも受け継がれています。時代を超え愛され続けている磁器の技と美を存分にご堪能ください。

会場 岐阜県陶磁資料館
住所 岐阜県多治見市東町1丁目9-4番地
入館料 一般300円/高大生200円/小中学生無料
団体割引(15人以上):2割引
交 通 タクシ−利用  多治見駅よりおよそ10分
東鉄バス利用  多治見駅前より1時間おきに発車
          多治見市駅前より、土岐市駅前経由、駄知行きに乗車
          東町バス停下車・徒歩約8分
開館時間 9:30〜16:30
休館日 9月20日を除く毎週月曜日
9月21日(火)・22日(水)・24日(金)
URL http://tajimi.net/~shiryoukan/
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