特別展
東南アジアの古陶磁(9) 〜ミャンマーとその周辺〜
<会期>平成16年9月18日(土)〜11月14日(日)
 東南アジア古陶磁シリーズの第9回目は、ミャンマーとタイ北部のやきものを中心に展示します。
 近年ミャンマー内でいくつかの窯跡が発見され、青磁窯の一つであるトワンテ窯の調査が進みました。そこから出土する青磁は、形態においてはタイの北方青磁との関係をうかがわせます。また、同じ青磁が中東地域の発掘調査でも大量に出土しており、イスラム圏までへも輸出されていたこともわかります。その他、独特の雰囲気を持つ白釉(緑彩)陶も、西方のイスラム圏のやきものとの関連が考えられています。
 東西交易の接点ともいえるミャンマーが、やきものを介してその周辺の国々や遥か遠方のイスラム圏とも深く関わっていたという、海洋交易のロマンを楽しんでいただける機会になれば幸いです。

会場 富山市佐藤記念美術館
住所 富山県富山市本丸1-33 富山城址公園内
電話 076-432-9031
入館料 大人800円(640円)/小中学生400円(320円)
※( )内は20名以上の団体料金、土曜・日曜・祝日は中学生以下無料
交 通 ・JR富山駅とり徒歩で10分
・富山ICより車で15分
開館時間 9:00〜17:00(入館は16:30まで)
休館日 月曜日(9/20、10/11は開館)、祝日の翌日(9/21、9/24、10/12、11/4)
関連イベント ・記念講演「ミャンマーの古陶〜最新の発掘成果を中心に〜」
 日時:10月23日(土) 14:00〜
 講師:津田武徳氏(東南アジア陶磁史研究家)
 場所:当館講堂
 ※聴講無料