トップ >> おすすめ展覧会 >> 伊萬里焼の人物表現
2009 おすすめ展覧会
−全国美術館で開催のやきもの関連展覧会−
伊萬里焼の人物表現
<会期>平成21年9月19日(土)〜22年2月28日(日)
 日本の陶磁史を振り返ると、人物を表現した意匠は、遠く縄文時代の土偶や古墳時代の埴輪、須恵器などにわずかに見ることができます。しかしこれらはほぼ造形的なもので、文様として人が描かれることはほとんどありませんでした。日本では幾何学文や草花文、鳥禽文といった限られた数種の意匠が、永くやきものに用いられてきたのです。しかし17世紀初頭、肥前有田で日本最初の磁器の生産が開始されると、ここにあらたな意匠が展開されることとなりました。
有田で磁器を作るにあたり、お手本としたのは中国磁器でした。中国では、元代より人物文様が描かれるようになり、明代後期には、木版出版物の挿絵などに登場する個性豊かな人物たちが、やきものの世界にも表現されるようになっていました。これらを写すことにより、かつての日本のやきものには見られなかった本格的な人物デザインが、伊萬里焼の中に登場することとなったのです。
今回の特集陳列では中国人(唐人)、日本人、オランダ人の三つのコーナーに分け、伊萬里焼が表現した人物意匠のおもしろさを、各種の人形も交えてご覧いただきます。

会場 栗田美術館 陶磁会館一階展示室
住所 〒329-4217 栃木県足利市駒場町1542番地
電話 0284-91-1026
入館料 一般 1550(1390)円 小・中・高 520(460)円( )内は20名以上の団体料金
チラシ持参の場合は、会期中2名様まで団体料金にてご入館いただけます。
開館時間 9時30分−17時
休館日 月曜日 祝日の場合は翌日、年末年始 12月28日〜1月2日
URL http://www.kurita.or.jp/
交通 東武伊勢崎線足利市駅下車タクシー利用、15分
JR両毛線富田駅下車、徒歩10分
東北自動車道利用の場合、佐野・藤岡インター下車、美術館通り旧50号線交差点、栗田山一帯
無料大駐車場あり
関連イベント 学芸担当者による展示解説
会期中の日曜日 14時〜(展示会場へ直接お集り下さい)
ただし都合により中止になる場合があります。
Copyright(C)2002 Fukuhaku Printing CO.,LTD
このサイト内の文章や画像を無断転載することを禁じます