まーちゃんの陶芸体験日記 まーちゃんのつぶやき
第9回






9月21日
焼き上がりっ!
 さて、今日は9回目。前回釉薬かけた作品が本焼きからあがっているみたいです。ちょっと早めに来た受講生の方々と共に焼き上がったものを窯から出してみました。前回釉薬をかけた自分の作品も焼き上がっていて、いい感じになっていました。ただ、前回釉薬をかけるときは、焼き上がりのことを考えて釉薬をかけてみたのですが、自分が思ったような色にはなっていないものもありました。やっぱり難しいものなのですねぇ。で、ここで前回実験台となっておはじきを丸一個いれた器を発見。器の底を見てみると…良いじゃないですか!溶けたおはじきで底が少しあがっているようですが、青いガラスがきれいです。しかも貫入がきれいにはいっています。これは予想外に上出来です。器の外側を見ても、これがなかなかいい色に仕上がっています。グッドです!しかしこの器、成形するときにちょっと失敗したのを隠すために注ぎ口を付けちゃったのですが、一体何につかったらいいのでしょうか?注ぎ口が付いたぐい呑みってどうだろう。

完成品をやすりがけ
 自分が作った作品はもうすべて焼き上がっているので、今日はまずは他の受講生の方の為に釉薬の準備をすることにしました。実は前回、前々回と自分の作品を仕上げるので手一杯で、釉薬の準備にあまり参加していなかったんです。これまでのご恩返しということで、進んでやってみました。釉薬のバケツの中に手を入れてみたところ、最初ニュルっとした感触があり、その後ちょっと固くなった底にあたりました。前回使用からたった1週間しかたっていませんが、こんなに固くなるんですね。竹串をもって底に沈殿した釉薬を一生懸命混ぜて、やっと釉薬ができました。一生懸命混ぜたので汗かいちゃいました。
 釉薬ができたところで今度は自分の作業です。これまでに焼いた作品の底を触ってみるとすごくザラザラしています。このザラザラをこのまま放っておいて使うと、間違いなくテーブルに傷がつきます。このザラザラを取りましょうということで#40の布やすりを使って磨きます。底の部分だけ削って、先生に見てもらったところ、釉薬のかかっていない側面の下のところも削った方がいいよということで、そこも削ることにしました。そこで先生に教えてもらったのですが、この釉薬って非常に固いんですね。布やすりで削れないほど固いのです。これで釉薬がかかっていないところとの境目のやすりがけも気にせずにできました。すべてのやすりがけが終わった頃には、他の受講生の方の施釉作業も終わったようで、窯詰めをおこないました。が、展示品をみる約束の3時半になったので、ここで一旦窯詰めの作業は終了。九州陶磁文化館の学芸員さんの説明を聞きながら「西コレクション」などを見て回りました。今までなにげに見ていたこれら作品群も説明を聞きながらだったので、ひと味違った見方ができ非常におもしろかったです。これら有名な作品を見るのもそうですが、他の受講生の方が作られた作品を見ても、「今度はこんなのが作りたいなぁ」という風に思えてきて、これは教室終了後も是非やりたくなってきました。今のうちにどういうのを作りたいか考えておこうかな。
 ということで、最後前の第9回が終わったのですが、来週はとうとう最終回。最後の窯出しと大掃除。それに修了式、批評・反省会です。これまで一部しか見ることができなかった皆さんの全作品を見ることができるということで楽しみです。