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 お小遣いOK!陶器市ルックOK!「いざ器買いに出陣っ!!」
と、朝から勢いよく出発した私たち「うまか陶」スタッフ。有田陶器市は町内のメインストリートを中心に広域で行われます。立ち並ぶ陶磁器店を見ながら、約4kmのこの通りを往復歩くのは達人でも至難の業?!そこで先立つものはお小遣い…ではなくて、「栄養補給」という建前のもと「摂取」する旨いもの(笑)特に今年は、フード系の出店が多くなかなか美味な陶器市アスロンを堪能♪
ここではスタッフの食欲をそそり、おなかを満たしてくれたものをご紹介いたしますね!!
 メインストリートの各所で見かけたのが紅白幕でお店を飾った「梅ヶ枝餅」のお店。この「梅ヶ枝餅」はお隣・福岡県は大宰府の銘菓
 あんこ入りのお餅の表面をこんがり焼いたもので、お茶うけにぴったりなんです。
「食べたい、食べたい」といいつつも、「あのあたりのお店で買うからいいや」と先伸ばしにしていたら、結局最終日まで食べることができず…
 やはり器と同じように、陶器市では出会った時に買うのが賢いよう…。
 地元の美味も負けてはいられませんよ〜。と、有田町役場東庁舎の広場で販売されていたのは「てんてん物語」と名づけられた「おやき」。地元のグループで開発されたこの「おやき」、佐賀県の特産品を具にしているんです。連日大盛況で、あっという間に売りきれた日もあったそう。
私たちは「たかな味」と「小豆とんまめ味」を賞味。1個150円でした。ちょっと皮が厚めだったせいか、歩き回って喉が渇いた口には「ぼそぼそ感」が気になりました。とはいっても、バラエティあふれる具は楽しさいっぱい。おなかも、ちょっと満足「次行ってみよー」。
と、その前にお隣ではなにやら香ばしいにおいが…。
有田の棚田米をつかった「古代よもぎ餅」というお餅があぶられているではありませんか!
こちらも賞味!一本100円なり。どこかなつかしいお味で満足。
うーん、熱々のほうじ茶がほしくなります。
 とにかく今年はファーストフードが充実。たこ焼き、お好み焼きはもちろんですが、から揚げなども多かったですね。お隣・長崎県の五島うどんも人気があったようです。
から揚げも素材にこだわって、地元特産「有田鶏」を使ったお店も何軒かありました。またこの「有田鶏」を使った本格カレーも、いいにおいを漂わせていましたよ。
今回はこちらは食べ損ね(^^;残念
かわりに昼ごはんとして「たこ焼き」をほおばる、ほおばる。ソースの濃い味が疲れた体にはたまりません。
 5月初旬とはいえ、陶器市期間中はお天気が続き、日中はかなりの暑さでした。こうなってくると、何かひんやりしたものを食べたくなる…。と、ここで「ごどうふ」のお店を発見!
「ごどうふ」は有田の名物で、ぷるるんとしたプリンのような食感が特徴。普通の豆腐はにがりを使いますが、この「ごどうふ」は葛をつかってかためるそう。
酢味噌やごまだれなどで食べるのはもちろん、きな粉などでおやつ風に食べても美味なのです。
有田にきたらぜひご賞味くださいね。
 私たちは陶器市期間中、ごどうふを2回食べました!
初日は黒蜜かけのデザート風。冷たくのどごしのいい「ごどうふ」に、ほどよい甘さの黒蜜でつるるんと完食。おかわりしたいくらいのおいしさでした♪
 最終日には、とあるお店で「ごどうふ食べくらべセット」なるものを発見。酢味噌だれ・ごま風味中華だれ・きな粉入り蜜だれの3種がセットになって、お得感たっぷり。
これはじっくりそれぞれの味を楽しみながら賞味。個人的にはやはり甘いものがいいな〜(笑)
 フードのお店はお土産系もかなり充実。
こちらも特産品関連が人気のようでしたよ。毎年人だかりができるのは「嬉野茶」。有田のお隣・嬉野町は温泉とお茶の生産地として有名なのです。陶器市に来たら、この嬉野茶を必ず買って帰るというファンも多いのです。嬉野茶は香りが強く、ややしっかりとした味です。
地元系お土産といえば、同じ県内の小城羊羹、そしてこちらも同じく佐賀県神埼市の特産品の「神埼そうめん」も販売。やきもののお土産と一緒に、ぜひ地元のお味もどうぞ!
さて「栄養」という名のおやつを補給していても、歩き回るとかなり疲れてきます。
年々この疲れは増加する一方…。
しかしこんなことでへこたれていては、陶器市を満喫できません。っと取り出したるは、ジャーン「栄養ドリンク」
一気飲みすれば、即チャージ!!
さあ、次のタイムセール会場へ行くわよ(笑)
 最後に、今回の食べある記の中で私たちが食べたもので、唯一食事らしいフードをご紹介。
メインストリートの「トンバイ塀」通りにあるラーメン屋さん「ひとふし」
ここは陶器市だけではなく、普段から営業されており、地元の人たちにも人気のお店です。陶器市前にはNHKのTV番組「鶴瓶の家族に乾杯」にも登場していました。
ここのお店では、メディアでも話題になった有田焼「究極のラーメン鉢」でラーメンが食せるのです。
 私たちも、もちろんラーメンをオーダー。「究極のラーメン鉢」の使い心地をチェックしつつ、ずずっと無言で食します(笑)。
あっさり目のとんこつ味に、細めの麺がからんでおいしい!
クセがなくまろやかな風味。
スタッフは二人ともぺろりと食べてしまいました。
 有田陶器市というと、一にも二にも「食器」ではありますが、おいしいものもこんなに見つかるんですよ!来年は「器」はもちろん、どんな美味に出会えるのか、楽しみ♪
個人的には、せかっく有田に来たので、器も好きな有田焼をバイキングで選べるようなお食事どころができたら楽しそうだなと思います。誰かつくって〜。
また今年は器と飲食物がドッキングした商品も販売されていました。(有田焼カップでつくったカップ酒)こんな楽しいものも、どんどん出てくれるといいなぁ。
器は食とは切れないもの…ぜひ今後もいろいろな試みにトライしてほしいですね。
陶器市番外編スタッフの「食べある記」でした、完食!

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