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2009年 第106回・有田陶器市 うまか陶スタッフフォトレポート
◆ほっと一息、有田の風景 編◆
たくさんのお客さんに立ち並ぶ出店。エキサイティングな有田陶器市ですが、ちょっと買い物魂を一休みして有田の風景を楽しんでみませんか。いわずとしれた、やきものの歴史深いまちですので、あちらこちらで、風情ある光景を見つけることができます。

前出のレポートでも登場した柿右衛門窯さんのお庭。期間中のみ、母屋を開放して、そこから拝見することができます。空気もきれいで、緑も清々しい!うっとりから、うとうとへ…。 同じく柿右衛門窯さんの敷地内にある柿右衛門古陶磁参考館の扉。扉のとってが、やきものになっているんですね。しかも柿右衛門ですよ!「ひゃーこれも柿右衛門だ」と驚いてナデナデしている人もいました。 陶器市本部にもなっている有田商工会議所周辺には、有田ならではの風景「トンバイ塀」が続きます。これは窯で使用された煉瓦などを再利用したもの。

こちらは今年の初めに、「近代化産業遺産」と認定された、深川製磁本店。レトロで赴きのある建物は、やきもの同様、要注目です。建物の一番上には、深川製磁のマークである富士山の意匠が輝いています。 有田小学校から、有田焼卸団地までシャトルバスで移動中にあらわれた光景。ここは有田ダムです。「秘色の湖」という愛称があるほど、深くて美しいエメラルドグリーンの色がココロをいやしてくれます。バスの中でも「きれい!」と感嘆の声があがっていました。バス内から激写。 こちらも「近代化産業遺産」に認定された香蘭社本社社屋。古きよき時代の香りが随所に残されています…。が、ものすごいお買物バトルの中、正直、内装を楽しむどころではありませんでしたが(笑)。

チャイナ・オン・ザ・パークでは、伝統工芸士さんによる絵付け作業の見学もできます。今回は男性の絵付師さん二人が作業をされていました。その繊細な筆さばきには、しばし見入ってしまいます。 同じくチャイナ・オン・ザ・パークにある「忠次館」ここでは明治期からの豪華絢爛な貴重な作品を見ることができます。華やかな色合いや、繊細な文様に圧倒されます。 お買物の雑踏の中でも、ちょっと目を遠くにやると…。商店街の、とあるお店の二階の窓際には、古陶磁をさりげなく飾った風景が。白壁木造の建物とマッチしています。

こんな使い方もできますよと、ぐい呑みにグリーンをあしらって。桃林窯さんの出店でみつけました。お店では、こうした使い方のヒントを探すのも楽しいものです。 お次は人気窯元・源右衛門窯さんのお庭にて。おー、すてきな外灯。もちろん柱は磁器製で、源右衛門窯さんでも人気の高い梅地紋が絵付けされています。我が家にも欲しいな。 源右衛門窯さんの敷地内には古伊万里資料館があり、貴重な古陶磁を鑑賞できます。展示ケースだけではなく、頭上にも注目!古伊万里のお皿がセンスよく飾られています。撮影OK頂けましたので激写しました!

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