(2001年メモリーボックスにてお寄せいただいたメッセージを掲載しております)

富山県:きー坊さん より (2001.12)
 今まで、萩、有田、伊万里、唐津、九谷、信楽など日本中を見て廻りましたが、さすがに有田は華やかで、目を惹かれます。ただ、有田というと華やかなイメージが先行していますが、、陶器市に行ったときに考えが変わりました。奥が深く、何ともいえない質素な感じもまた有田だなあと思いました。もう一度是非、訪れてみようと来年の計画を立てています。陶器って見ていてもいいものですが、日常の生活の中で使ってこそ、今流行の癒しの気分を味わうことが出来ていいと思います。
スタッフより: 有田は佐賀県内でもとてもきれいな街で、ゴミが落ちているなんてこともあまりない所です。ぜひ皆さんも一度やきもの散策においで下さい。ところできー坊さんは、あちこちへ出かけられているようで羨ましいです。皆さんのご旅行のご感想も聞かせてください。

東京都:yamyamさん より (2001.12)
「鍋を買って鍋が当たった…」
今でこそ作陶にも興味がありますが、その前は焼き物市でお買い物をするのが趣味でした。美濃・有田・伊万里・備前・信楽・伊賀など等、車にダンボールと新聞紙を積んで、ワクワクドキドキ出かけました。そんな中の一コマです。我が家は三人家族。冬は鍋料理がおいしい季節ですが、夜帰るのが遅くなる私の為に、「一人用鍋の購入」の指令が下りました。鍋とくれば、伊賀。と言う訳で、「鍋を買うぞ〜」と伊賀焼き祭りへ。さっそく「一人用鍋」を買い、その他にも花器とか片口とか好みのブツを買い、クーポン券をためて祭りには付き物のくじ引きコーナーへ。普段はクジ運の悪い私ですが、このときは大当たり。二等が当たりました。で、二等の商品はというと…「一人用鍋」。がーん、二つもいらないって。片方は我が家の台所で眠っています。当たると知ってたら買わなかったのに!?!?!?
スタッフより: お鍋が当った時のyamyamさんの顔が思い浮かぶようです。しかし車にダンボールと新聞紙とは、かなりのやきものお買い物通とみました。ぜひアドバイスもお聞かせください。

大阪府:たえママさん より (2001.12)
 萩へ友人と旅したとき、地元の方が教えてくれた、お店で購入した、萩の茶碗、価格も安く、形も、色も気に入ってとても喜んでいます。こういった人とのふれあいで、陶器とともに、暖かい思い出も頂きました。
スタッフより: 心暖まるお話、ありがとうございます。旅行の楽しさは、人との出会いもありますよね。茶碗も素敵なものを手にいれられて、羨ましいです。

Y_Yumikoさん より (2001.12)
 関東では益子が一番近くて陶器市の時には6時の電車で行き昼食もそこそこに3キロくらいあるお店をくまなく見て回り、先ずそれでリュックがズッシリとなります。最後にお気に入りのお店でじっくり値段の交渉をしてもう帰りの時間です。乗り継ぎを何度もしますので重いリュックと引きずるような荷物を持ちホームからホームへと走り回り一日が終わります。年2回もう5年通っていますが、これも私を待っている陶器達に出会いに行くためです。
スタッフより: いやはや陶器市は本気でお買い物にのめり込むには、体力との勝負?!のようです。スタッフも有田陶器市ではいい汗をかけました。でも楽しくてやめられないんですよね、コレガ…。

佐賀県:渡辺さん より (2001.12)
 子供の頃、五月の連休にはよく有田陶器市に連れて行かれた。両親は軍手にリュックという正統派(?)ないでたちで店から店へくまなくチェックしていき、気に入ったものがあると20枚単位で買っている。帰るときには、リュックと両手いっぱいに食器を抱えて いた。小さかった私は「せっかくのお休みに出かけるなら遊園地とかのほうがいい」と思いながら、でもそう言うと留守番になるので黙っていた。毎年毎年よく買うものがあるもんだ、そんなにいっぱい食器があっても使ってないじゃん。と思っていた。
 就職を機に家を出て、10年ほどアパート暮らしをした。転勤が多く引越しのたびに、増えたと感じるものがある。焼き物だ。「自分の家を建てるまでは物は増やさない」と思っているのに「大事な」器が増えていく。「私も人のことは言えないな。親に似てきたってことか。」笑いをこらえながら、ひとつひとつ丁寧に梱包していく。 結婚することになり、新居へ引っ越した。新しく買った食器棚に「大事な」器達を収めていくが、やっぱり寂しい。「これから買い揃えないと・・・。」眺めていたら、両親が重そうな箱を持ってやってきた。手伝いに来たという。「ある程度は終わったんだけど」と言いながら覗くと、箱の中身は焼き物だった。両親が、そして私が大好きな窯の。
 両親は結婚したとき、布団を一組と、茶碗と皿をふたつずつしか持たなかったそうだ。そこから、家を建て、私たちを育て、結婚するときに持たせるために少しずつ器をそろえてくれていたのだ。食べるのに困らないように、自分たちより豊かな生活が出来るように。黙って器を収めている両親に、少し、じんとしてしまった。
スタッフより: ジーンと来るお話、ありがとうございます。器の中にご両親の思いが込められているのですね。

和歌山県:シーズンさん より (2001.12)
 以前行ったやきものツアーでのこと。そこで作った作品を焼きあがり次第、後日送品してくれたのですが、自分の作品とは違うものが送られてきました。でも、それが自分のものより遥かに上手いプロの作品のようでした。なんだか得したような、そんな気分になりました。
スタッフより: わー私はこの反対(?)の経験があります。自分で絵付けした物なのに「こんなに下手じゃない!」と思って、よーくサインを見ると私のでした…。

千葉県:セブンさん より (2001.12)
 各地の陶磁器産地を訪ねて、記念になる物を買って帰ります。最近は、コーヒーカップを集めています。休みの日にカップを取り出し、主人と一緒にコーヒーを飲みながら、訪れた思い出話をするのが楽しみとなっています。
スタッフより: アイテムを決めてのお買い物、いいアイデアですね。コーヒーを飲む時に、旅の思い出が浮かばれていいですよね!!!