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有田ポーセリンパーク
平成13年5月18日
今年の3月16日にリニューアルオープンした有田ポーセリンパーク。新しい見どころとして3つの魅力が加わりました。ポーセリンヒストリー館で開催される企画展。有田焼工房での体験コーナーの充実。伊万里牛や地ビールが堪能できるレストラン“リンデンバウム”。有田焼の魅力はもちろん絵画や食の魅力を新たに加え、陶磁器ファンだけではなく幅広く楽しめるテーマーパークに生まれ変わりました。今回は3つの魅力を中心に“新生・有田ポーセリンパーク”を紹介します。
まずは1つ目の魅力の企画展。現在は「トリックアート館」が開催されており、絵と遊ぶ不思議ワールドを思う存分に楽しめます。館内の床には足跡の絵が描かれていて、そこに立って絵を見ると、平面であるはずの絵が、一転して奥行きのある世界に早変わりします。片目で見たり、カメラのファインダー越しに見ることで、より一層、立体感が増します。展示されている絵の中には、見て楽しむだけでなく、絵の世界に入り込んで、トリック写真を撮って楽しむ絵もあります。今回の企画展は7月15日(日)まで開催され、8月24日(金)からは次の企画展「子どもと楽しむ展覧会」が予定されています。
2つ目の魅力の「有田焼工房」ですが、こちらでは「絵付け」「ロクロ」「手びねり」が体験できます。それぞれの体験コーナーには指導員の方がいて、丁寧な指導のもと、有田焼体験が楽しめます。もちろん体験以外にもロクロの実演や、有田焼の制作過程をパネル展示してあるコーナーもあり、有田焼ができるまでの流れを学ぶことができます。
3つ目の魅力は食。レストラン“ポーセリンロード”では伊万里牛を使ったメニューや地ビールを堪能できます。自分の好きなメニューをトレイにのせるカフェテリア形式になっていて、ゆっくりと食事が楽しめます。おすすめ品の「伊万里牛ハンバーグ」は、素材が伊万里牛のミンチ100%!ナイフを通すと肉汁がたっぷりとあふれ出してきます。地ビールはNZラガー、ピルスナー、ペールエールの3種類。自分の好みに合わせて選ぶことができます。
その他にもパーク内にはいろいろな魅力があります。輸入ワインやビール、紅茶などのおみやげ物を販売している「ウェルカムハウス」、有田焼の展示販売をしている「アリタハウス」、マイセンをはじめとした世界の名窯の作品を集めた「ポーセリンハウス」など様々な魅力がぎっしりです。でも何と言っても、有田ポーセリンパークでいちばん有名なのは「ツヴィンガー宮殿」。ドイツのドレスデンにあるバロック建築の華と言われるツヴィンガー宮殿がそっくりそのまま再現されています。中は博物館になっていて、明治期の有田磁器の他、貴重な資料が数多く展示されています。
有田ポーセリンパークでは今後、さらに魅力的なテーマパークにするためにいろいろな企画が予定されています。有田焼関連の観光スポットの中で、目が離せない存在になりそうです。
●有田ポーセリンパーク
【所在地】佐賀県西松浦郡有田町中部乙370番地2
【電 話】0955-42-6100
【営業時間】3月から11月まで:9:00〜17:00、12月から2月まで:10:00〜16:00
【定休日】毎週火曜日
【駐車場】大型バス:50台収容(無料)、乗用車:1,500台収容(無料)
【入場料金】大人:1,000円、中・高校生:500円、小学生以下:無料