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吉祥文でもある「青海波」
親しみ深い「唐草」・「蛸唐草」


 幾何学文や連続文は細かな文様が繰り返し用いられ、主文様の背景や縁などを埋めるのに多く使用されます。このことから地紋様とも呼ばれます。

 伝統的な幾何学文に「青海波(せいがいは)」と呼ばれるものがあります。これは波を左右交互に重ねたもので吉祥文としても愛用されてきました。名前の由来は舞楽の「青海波」という曲の衣装に、この文様が描かれていたことから由来しているといわれています。また元禄時代の漆職人で、青海勘七という人がこの模様を描いたことから、ともいわれています。
「四方襷(よもだすき)」は四角い格子の中に様々なパターンを描いたものです。

 「雪輪文(ゆきわもん)」は雪の結晶をデザイン化したものです。
「雷文(らいもん)」は雷をデザイン化した、龍文を簡略化したともいわれています。

 また中国から伝わったものでは蔓をデザインした「唐草文」があります。唐草は特定の蔓ではなく、色々な植物によって描かれ、その花の種類によって呼び方が牡丹唐草・菊唐草などと区別します。また蛸(たこ)の足のような突起のついた太い蔓の唐草を「蛸唐草(たこからくさ)」といい、18世紀から19世紀にかけてよく描かれています。蔓はどんどん伸びて成長することから長寿、延命の象徴とされていました。



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