―デザイナーによる「用と美」のプロダクト―
日本の陶磁デザイン
<会期>平成15年9月13日〜平成16年3月28日
 手仕事の世界にデザインの概念を持ち込んで始まった陶磁器デザインは、戦前の産業工芸、民芸運動の流れや、戦後のクラフト、グッドデザイン運動の影響の中で様々に移り変わってきました。そうした中から、モダンデザインの造形言語で表現されるエポックメーキングな器たちを中心に、陶磁器製品の「用と美」の世界をご紹介します。
 今回は、戦前の国立陶磁器試験所・産業工芸試験所で行われた輸出工芸品の意匠研究を起点として、各産地の伝統技術と陶磁の貿易振興施策・各種工芸・デザイン団体の興亡、メーカーによる機械化と量産化、時代の思想・アートとの狭間の中で様々に展開されていった陶磁器デザインの変遷を辿りつつ、現在、欧米のニュースタイルが氾濫する中、国際展やコンペティションで活動の幅を広げる若手デザイナーの展示も併せ、過去から現在に至る「用と美」のプロダクトデザインの流れを展望します。

■展示作品のデザイナー 日根野作三、内田邦夫、加藤元男、會田雄亮、工藤省治、柳宗理、森正洋、加藤達美 ほか20名、100点

会場 愛知県陶磁資料館・南館
住所 〒489-0965 愛知県瀬戸市南山口町234番地
電話 0561-84-7474
入館料 大人400円(320円)、高大生300円(240円)、中学生以下無料
( )内は20名以上の団体料金
交通 名鉄バス:地下鉄東山線藤ヶ丘駅から約23分(約30分に1便)
名鉄尾張瀬戸駅から約21分(ただし、土曜、休日のみ運行)
愛知環状鉄道八草駅から約10分
自家用車:名古屋インターから瀬戸、豊田、足助方面に約10km
タクシー:地下鉄東山線藤ヶ丘駅から約20分
名鉄尾張瀬戸駅から約15分
開館時間 9:30〜16:30(入館は16:00まで)
休館日 月曜休館 ただし休日の時は開館、翌火曜日休館。年末年始(12/28〜1/5)