動物の玩具(おもちゃ)にみる色とかたち 
〜日本玩具博物館コレクションより
<会期>平成16年1月2日(金)〜3月21日(日)
南米・アフリカ・アジアなど、世界各地の表情ゆたかな動物たち

 本展では日本玩具博物館の協力を得て、人形、面、楽器、民具など、動物をかたどった世界の玩具約150点を一堂に展覧いたします。
 動物は厳しい自然の中では外敵でもあり、狩猟や農耕を助ける、人間の心強い仲間でもあります。何万年も昔から人は動物へ、深い愛着、哀れみ、畏敬の念を抱くと同時に強いインスピレーションを受け、誇張または単純化、抽象化しながら、様々な表現を生み出してきました。
 アフリカのサバンナを思わせるグーザ細工(木の皮の繊維を編んだもの)のサイやシマウマ、メキシコ陶器のジャガーや兎、インドの真鍮細工の象、中国の色鮮やかな布製の鶏、ロシアの木彫りの熊、日本からは2004年干支の猿など、身近な材料や方法で作られた動物たち。玩具の主題として繰り返し登場する動物は、地域文化を生き生きと表しているといえるでしょう。
 誰もが幼少時に遊び親しんだ玩具。その素朴でのびのびとした造形や創意工夫は、子供の遊び道具という枠を超えて、他国の文化や彩りの中に新鮮な驚きや共感、感動をもたらします。玩具に込められた、地方の特色ある文化を紐解きながら、躍動感やユーモア溢れる、豊かな造形美をご覧ください。
■展示作品 ・彩色陶器の猫      メキシコ
・彩色陶器のジャガー  メキシコ
・ほろほろ鳥の貯金箱  ブラジル
・毛皮細工のキリンと馬  ケニア
など約150点

会場 アサヒビール大山崎山荘美術館
住所 〒618‐0071 京都府乙訓郡大山崎町字大山崎銭原5‐3
電話 075-957-3123
入館料 一般600円(500円)/高大生400円(300円)/小中生無料
( )内は団体20名以上の料金
交通 JR京都線[山崎駅]、阪急京都線[大山崎駅]徒歩10分
各駅前より無料送迎バス運行
※美術館には駐車場がありません。JR踏切脇または阪急大山崎駅前町営有料駐車場をご利用ください。
開館時間 10:00〜17:00(入館は16:30まで)
休館日 毎週月曜日(但し、1/12は開館)、1/13
URL http://www.asahibeer-oyamazaki.com/
関連
  イベント
ワークショップ
・「弾き猿」制作(ちりめん細工)
 1月24日(土) 13:00〜16:00
 講師:芝田美恵子(日本玩具博物館ちりめん細工講師)
 材料費:1,700円 定員20名(先着順)
 対象者:手芸経験者もしくは経験者同伴

・「鯉の滝のぼり」制作(紙細工)
 2月7日(土) 13:00〜15:00
 講師:井上重義(日本玩具博物館館長)
 材料費:400円、定員20名(先着順)
 対象者:小学生以上

備 考:材料費、別途入館料が必要です。
申込先:1、参加ご希望日 2、お名前 3、ご住所 4、ご連絡先電話番号をご記入の上、FAXにてお申込ください。
アサヒビール大山先山荘美術館ワークショップ係
FAX:075-957-3126(お問い合わせTEL:075-957-2364)

◆お子様(小学生まで)には玩具を抽選でプレゼント。
◆当日動物の図柄入りの服を着ていたら当館指定のお飲み物券をプレゼント
※受付けでお申し出ください。