中島武則氏コレクション寄贈記念 
中国陶磁の展開 −新石器時代から明・清時代まで−
<会期>平成16年1月24日(土)〜3月28日(日)
  愛知県陶磁資料館は、今年度開館25周年を迎えました。開館当初は主に日本陶磁を収集の対象としておりましたが、平成6年(1994)の増築オープン以降は、海外の陶磁器の収集も積極的に進めてまいりました。
 中国陶磁に関しては、館による収集のほか、故・加藤恒夫氏や加藤舜陶氏などによる多数のコレクションの一括寄贈をはじめ、多くの方々からのご寄付により質を高めてきました。さらにこのたび、平成11年に当館に中国古玉器のコレクションを寄贈いただいた故・中島武則氏のご遺族から、中島氏が収集された中国陶磁多数をご寄贈いただき、より充実した内容となりました。
 本展覧会は、中島コレクションの寄贈を記念して、これまでに多くの方々にご寄贈いただいた作品や当館で独自に収集した作品を併せたすべての中国陶磁の中から約100点を選んで、新石器時代から明・清時代にわたる中国陶磁の展開を通観するものです。悠久の歴史をもつ中国陶磁の完成された美をお楽しみ下さい。
■主な出品作品
彩陶双耳壷(さいとうそうじこ)  新石器時代(馬家窯文化)
灰陶加彩馬俑(かいとうかさいばよう)  前漢時代(B.C.2世紀)
白磁龍耳瓶(はくじりゅうじへい)  唐時代(7世紀)加藤舜陶氏寄贈
青磁貼花蓮花文香炉(せいじちょうかれんげもんこうろ)  龍泉窯 南宋時代(13世紀)青花鳳凰文梅瓶(せいかほうおうもんめいぴん)「大明萬暦年製」銘 景徳鎮窯 明・萬暦年代(1573−1620)宗教法人世界心道教寄贈
上記はじめ99件

会場 愛知県陶磁資料館・本館 第1展示室
住所 〒489-0965 愛知県瀬戸市南山口町234番地
電話 0561-84-7474
入館料 大人400円(320円)、高大生300円(240円)、中学生以下無料
( )内は20名以上の団体料金
交 通 名鉄バス:地下鉄東山線藤ヶ丘駅から約23分(約30分に1便)
名鉄尾張瀬戸駅から約21分(ただし、土曜、休日のみ運行)
愛知環状鉄道八草駅から約10分
自家用車:名古屋インターから瀬戸、豊田、足助方面に約10km
タクシー:地下鉄東山線藤ヶ丘駅から約20分
名鉄尾張瀬戸駅から約15分
開館時間 9:30〜16:30(入館は16:00まで)
休館日 月曜休館 ただし休日の時は開館、翌火曜日休館。
関連イベント 記念シンポジウム
テーマ  「中国陶磁研究の“今”」
日 時  平成16年3月6日(土) 13:00〜16:00
              7日(日) 10:00〜16:00
会 場  愛知県陶磁資料館 本館講堂
主 催  愛知県陶磁資料館 愛知県陶磁資料館友の会 愛知中国古陶磁研究会
講師(予定)
      ・3月6日午後
      沈 岳明氏(中国・浙江省文物考古研究所研究員)
      劉 朝暉氏(中国・復旦大学副教授)
      小林 仁氏(大阪市立東洋陶磁美術館学芸員)
      ・3月7日午前
      森 達也氏(愛知県陶磁資料館学芸員)
      出川哲朗氏(大阪市立東洋陶磁美術館学芸課長)
      守屋雅史氏(大阪市立美術館学芸課長代理)
      ・3月7日午後
      長谷川祥子(静嘉堂文庫美術館学芸員)
      今井 敦氏(東京国立博物館主任研究員)
      矢島律子氏(町田市立博物館学芸員)
参加費  無料(但し、シンポジウム資料は500円で販売します。また、展覧会の観覧は有料です)
      ※事前申込は必要ありません。当日ご来館ください。