画家ピカソの陶芸展 天才の横顔〜南仏ヴァロリスの日々〜
<会期>平成16年2月28日(土)〜3月28日(日)
 ピカソ芸術の偉大さは、1907年に描かれた記念碑的作品《アヴィニヨンの娘たち》におけるキュビスムの創始に始まり、その後、さまざまな方向に変容し展開する多彩な作品に至るまで、絵画作品に関しては、言うまでもなく幅広く認められています。絵画作品を手掛ける一方で、この巨匠が取り組んだもうひとつの芸術、陶芸については一般には広く知られていません。ピカソは、1945年、64歳にして南フランスのアンティーブに滞在して以来、古くより陶器の里で知られるヴァロリスの陶器市にたびたび出かけ、そこで知り合った若いラミエ氏夫妻の工房ではじめて作陶をしました。1年後、ピカソは焼き上げられた自身の陶器にすっかり魅せられ、以来、この土と炎による造形は、彼を新しい芸術の虜にしました。ピカソの陶芸では、これまでの陶芸には見られなかったピカソ独自の豊かな発想と自由な作風により、独創性、ユーモア、生活感、親近感、ワイルドさ等、多彩な要素を見出すことができます。本展では、138点の作品を展覧します。また、子供解説をつけ、親子でも鑑賞していただけます。ピカソを知って学んでいただける楽しい展覧会です。


会場 美術館「えき」KYOTO
住所 京都市下京区烏丸通塩小路下ル東塩小路町 ジェイアール京都伊勢丹7階隣接
電話 075-352-1111
入館料 一般700円(500円)/高・大学生500円(300円)/小・中学生300円(200円)
※( )内はご優待料金。対象:アイカード、JR西日本グループ会社カード(一部除く)をお持ちの方、前売りおよび10名様以上の団体。
交 通 JR・地下鉄「京都」駅下車すぐ
開館時間 10:00〜19:30
3月1日(月)18:30、3月28日(日)17:00閉館
(入館は閉館30分まえまで)
休館日 会期中無休