特別展 桃山陶展
<会期>平成16年4月1日(木)〜5月30日(日)
 今回の特別展は、「桃山陶展」と題して桃山時代に美濃で焼成された瀬戸黒・黄瀬戸・志野・織部などを取り上げ展示いたしております。
 美濃焼は、安土・桃山時代から元和年間にかけて、千利休や古田織部などの茶匠によって茶の湯の世界に、それまでにない斬新な造形と創造性豊かで大胆かつ豊富な文様をやきものに取り入れ、格調高いデザインの桃山陶が完成されました。
 大振の筒形や半筒形で高台が極端に低い瀬戸黒。彫りやタンパン(加飾として用いられる緑斑のこと)が施され黄色くて端正な黄瀬戸。柔らかな白い釉調で釉下に鉄絵が施された志野。多彩で自由奔放な作風の織部などそれぞれのやきものには独自の美意識があり、今なお私達を魅了するやきものです。
 展示を通して、東洋のルネッサンスと称される桃山陶を再評価、再認識するとともに現代にも受け継がれているやきものの魅力を多くの方々にご鑑賞いただければ幸甚です。

会場 岐阜県陶磁資料館
住所 岐阜県多治見市東町1丁目9-4番地
電話 0572-23-1191
入館料 一般300円/高大生200円/小中学生無料
団体割引(15人以上):2割引
交 通 タクシ−利用  多治見駅よりおよそ10分
東鉄バス利用  多治見駅前より1時間おきに発車
          多治見市駅前より、土岐市駅前経由、駄知行きに乗車
          東町バス停下車・徒歩約8分
開館時間 9:30〜16:30
休館日 5月3日を除く毎週月曜日
4月30日(金)・5月6日(木)・5月7日(金)
URL http://tajimi.net/~shiryoukan/
特別展観 国宝 林檎花図 伝 趙昌筆(4月1日〜4月25日)
国宝 蝶螺鈿蒔絵手箱(4月27日〜5月9日)
国宝 禅機図断簡 因陀羅筆(5月11日〜6月13日)
関連イベント ・桃山陶の陶片に触れてみませんか
愛陶家の皆さんに桃山時代の陶片を直接、手にとって鑑賞していただくコーナーを設けました。