河本五郎展
同時開催 河本太郎展
<会期>平成16年4月1日(木)〜6月30日(水)
 瀬戸の伝統染付の家に生まれた河本は受け継いだ轆轤成型による作陶を30代で捨て、手捻りによる制作を追究しました。土の素材感を引き出しながら、独自の個性的な造形を目指した作風は、現在でも海外での評価が高く、時代を先取りした造形感覚が河本に「反骨」の異名を冠しました。伝統的な技法に反逆した河本はまた、色絵の名手でもありました。その自在な筆運びと色使いからは、フォービスムの絵画に通じる本物の軽やかさが感じられます。今回は俑から色絵陶筐まで変幻自在な河本作品の魅力をさぐります。
 また隣り合った2Fギャラリーでは、長男河本太郎の洗練された現代感覚あふれる陶彫を展示します。父五郎の時代に対する革新性と、その精神を受け継いだ河本太郎の現代性を同時に展示し、その意味を問います。

■出品作品
壷、匣、皿、花入、俑、陶面、など約50点

会場 Paramita Museum(パラミタ ミュージアム) 2階第4企画展示室
住所 三重県三重郡菰野町大羽根園松ヶ枝町21−6
電話 0593-91-1088
入館料 一般1,000円(4枚セット券3,000円)/大学生800円/高校・中学生500円/小学生以下無料
交 通 ・東名阪四日市ICより国道477号(湯の山街道)を湯の山方面へ約6km
・近鉄「四日市駅」下車、近鉄湯の山線に乗り換え約25分「大羽根園駅」下車。徒歩5分
開館時間 9:30〜17:30(入館は17:00まで)
休館日 年中無休
URL http://www.paramitamuseum.com/
関連イベント ・同時開催「河本太郎展」

・作家による作品解説
故河本五郎氏の長男で陶芸家の河本太郎氏が両展の作品を解説します。
日時 4/18(日)、5/16(日)、6/20(日) 14:00〜15:00