北大路魯山人展 〜出会いと美の変遷〜
<会期>平成16年4月23日(金)〜5月30日(日)
  北大路魯山人(1883〜1959)は当初書家・篆刻家を志し、やがて料理・陶芸に才能を開花させて高級料理店「美食倶楽部」「星岡茶寮」を主宰、食と結びついた見事な造形世界を生み出しました。そして研ぎ澄まされた感性とあふれる創作意欲で、書画や陶芸など幅広い分野で制作活動を行っていますが、その60年にわたる歩みの中では金沢の漢学者・数寄人の細野燕台を始め、初代須田菁華、宮永東山、荒川豊蔵や金重陶陽など、多くの人々からの影響がありました。
 そこで本展では魯山人の「出会いと美の変遷」をテーマに、書・篆刻・絵画・陶芸・漆芸など計169点を幅広く展示し、書家・篆刻家として世に出た「食客時代」、料理人そして陶芸家として活躍する「星岡茶寮時代」「星岡窯時代」の三つの時代を通して、魯山人が彼らと出会い、どの様に自らのテーマを形成していったかを紹介します。
 石川県にもゆかりの深い魯山人の、芸術に対する純粋な思い、優れた審美眼を感じとって頂ければ幸いです。


会場 石川県七尾美術館
住所 石川県七尾市小丸山台1-1
電話 0767-53-1500
入館料 一般700円(600円)/大高生350円(300円)/中学生以下無料
※( )内は20名以上の団体料金
交 通 ・金沢より能登有料道路利用約1時間20分
・JR七尾駅からタクシーで約5分、徒歩約20分
・JR七尾駅から市内循環バス西回り、約6分
開館時間 9:00〜17:00(入館は16:30まで)
休館日 会期中無休
URL http://www.city.nanao.ishikawa.jp/nanabi
関連イベント ・特別講演会「魯山人の人と作品」
日時 5月16日(日)午後2時〜
会場 当館アートホール
講師 当館館長 嶋崎 丞
※聴講無料