藤本能道の色絵　昭和天皇に捧げた「幻の食器」 ＜会期＞平成16年4月17日（土）〜9月23日（木） 　藤本能道（1919〜1992）は、富本憲吉、加藤土師萌に薫陶を受けた、戦後の色絵磁器を代表する作家の一人です。ことに1970年頃から晩年にかけての20余年間には、色絵磁器の可能性を追求し、独自の世界を切り開きました。 　菊池コレクションは、氏の秀作を数多く保有しておりますが、それらの作品は、氏と菊池智との深い親交の軌跡をものがたり、二人の出会いが創造的刺激に満ちたものであったことをうかがわせます。 　本展では、「幻の食器」と名づけられた昭和天皇皇后両陛下御使用のディナーセットを中心に、80点余の作品をご紹介いたします。ディナーセットは、1976年、茨城県下を植樹祭で回られ、菊池家の経営するホテル（茨城県高萩市）に宿泊された両陛下の晩餐用に、菊池智が制作を依頼したものです。総数230ピースの大作で、一般に公開するのは本展がほぼ初めてとなります。どうぞ、ご高覧賜りますよう宜しく御願い申し上げます。 ■会場 菊池寛実記念　智美術館 ■住所 東京都港区虎ノ門4-1-35　西久保ビルB1F ■電話 03-5733-5131 ■入館料 一般1,300円／大学生800円／小・中・高生500円 ■交　通 銀座線虎ノ門駅[出口３]より徒歩10分 銀座線・南北線溜池山王駅[出口13]より徒歩8分 南北線六本木一丁目駅[出口3]より8分 日比谷線神谷町駅[出口4ｂ]より徒歩6分 ■開館時間 11:00〜18:00（入館は17:30まで） ■休館日 毎週月曜日、5/6（木）、7/20（火）、9/21（火） （5/3、7/19、9/20は開館） ■URL http://www.musee-tomo.or.jp/ ■関連イベント ・ギャラリートーク 　会期中第4土曜日　午後2時より 　当館学芸員による作品解説