-凛−人間国宝塚本快示展 |
<会期>平成16年5月14日(金)〜6月27日(日) |
江戸時代から続く陶家に生まれた塚本快示(本名快兒)は、陶磁器研究家であり陶芸作家であった小山冨士夫が著した『影青?記』に深い感銘を受けて青白磁の研究に取り組み、小山から譲り受けた中国宋時代の景徳鎮や定窯の陶片を参考にし、時には小山のもとに通って研究に没頭した。そして昭和58年、白磁、青白磁の技術保持者として国の重要無形文化財(人間国宝)に指定された。
快示が追求した白磁、青白磁には唐代の磁州窯、宋代の定窯の白磁、宋代の景徳鎮の影青の3つの規範があるといわれるが、彼の作品は、特にその色調において、本歌を凌ぐ美しさであると評価される。また中国の陶磁が完成された美しさを追及するのに対し、彼の作品には画花文や造形に独自の創造性がみられ、日本的な感性も表出している。
小山に「人も作品も誠意の一言につきる」と評された塚本快示の作品を展観し、地元の生んだ人間国宝の偉業を紹介する。
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■会場 |
土岐市美濃陶磁歴史館 |
■住所 |
岐阜県土岐市泉町久尻1263番地 |
■電話 |
0572-55-1245 |
■入館料 |
一般200円/(150円)高大生100円(70円)/小中学生50円(30円)
※( )内は20名以上の団体料金 |
■交 通 |
JR中央線・土岐市駅より徒歩約10分
中央自動車道・土岐ICから国道19号線名古屋方面に約1.5km |
■開館時間 |
10:00〜16:30(入館は16:00まで) |
■休館日 |
月曜日 |
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