2005年日本国際博覧会開催記念
瀬戸陶芸の精華展
<会期>平成16年12月15日(水)〜平成17年3月6日(日)
2005年3月25日から9月25日まで「2005年日本国際博覧会」が開催されます。博覧会の会場となる愛知県瀬戸市の南東部に広がる東部丘陵地域は、古代から現代に至るまで「やきもの」づくりを先導する地として発展してきました。これは、良質な原料を大量に埋蔵していたことや、永い歴史と伝統により生み出された技術力・発想力・美的感覚によって、「瀬戸陶芸」が花開いたからです。これらの瀬戸陶芸は、国内のみならず海外にも数多く旅立っていきました。
 日本の文化の発展とともに進化を続けてきた瀬戸陶芸は、中世唯一の施釉陶器である「古瀬戸」、茶の湯の発展とともに作り出された「黄瀬戸」・「志野」・「織部」、写実的で華麗な「瀬戸染付」など、その芸術性を昇華させ、陶芸史に独自の存在感を示すことになります。
 本展は、時代とともに移り変わっていきながら、日本のやきものづくりをリードしていった「瀬戸陶芸」を、多彩な作品によって紹介するものです。世界の“陶都”瀬戸が生み出した、華麗で壮大そして奥行き深い「瀬戸陶芸の世界」をご覧ください。


会場 瀬戸市美術館
住所 愛知県瀬戸市西茨町113-3 瀬戸市文化センター内
電話 0561-84-1093
入館料 一般500円(400円)/高・大生300円(240円)
※( )内は前売および20名以上の団体料金
※中学生以下、65歳以上の方、心身障害者の方と付き添いの方1名、妊婦の方は無料です
交 通 ・JR名古屋駅から地下鉄東山線で「栄」へ。名鉄瀬戸線に乗り換え「栄町」から「尾張瀬戸」下車、徒歩13分。
・東名高速道路名古屋ICを降りて瀬戸方面へ、グリーンロード国際博覧会会場、または八草ICまで行き、左折(北)し、瀬戸市街地へ。
休館日 12月28日(火)〜1月4日(火)、2月8日(火)
開館時間 9:00〜17:00(入館は16:30まで)
URL http://www.city.seto.aichi.jp/setomono/art
関連
イベント
・ギャラリートーク
 12月18日(土)、1月16日(日)、1月29日(土)、2月13日(日)、2月26日(土)、いずれも午後1時30分より、美術館1階ロビーにお集まりください。当館学芸員による作品解説(要入館料)。
この他、美術館ボランティアスタッフによる作品解説も開催期間中随時行っています。

・新春演奏会〜琴の調べ〜
 1月8日(土)午前10時〜正午まで、美術館1階ロビーにて。呈茶も行います。要入館料。

・スペシャルトーク「瀬戸陶芸の伝統と未来」
 1月23日(日)午後1時30分〜午後3時30分まで。瀬戸市文化センターふれあいホール3階31会議室にて、瀬戸市在住の陶芸作家加藤令吉氏、河本太郎氏、長江重和氏によるスライドレクチャーと対談。

■巡回展
・東京展 日本橋三越本店新館7階ギャラリー
 平成17年3月9日(水)〜3月21日(祝)
・大阪展 大阪・なんば高島屋グランドホール
 平成17年4月6日(水)〜4月18日(月)
・萩展  山口県立萩美術館・浦上記念館
 平成17年4月23日(土)〜6月12日(日)