トップ >> 田中丸コレクション名品図録 >> 唐津焼 >> 三島唐津耳付水指

k-012 撮影：藤本健八 三島唐津耳付水指 （みしまがらつみみつきみずさし） 17世紀前期 高さ17.2　胴径17.9　底径11.4 　古唐津系の窯場で朝鮮の三島手の技法を巧みに活用したのは、武雄唐津系に属している小峠窯と大草野窯の製品です。この両耳付の水指は後者の窯の逸品で、実に堂々とした成形美を見せています。胎土は淡褐色で、口造りから肩、胴、腰、高台脇の五段に区分して花文と線文で陰刻し白く象嵌を施して装飾性を加味しています。薄茶色の土灰釉は柔らかい釉面に焼き上がり、茶陶らしい渋さを保っています。江戸初期。 前の作品  次の作品 このコーナーは財団法人田中丸コレクションにご協力いただき作成されています。 このサイト内の文章や画像を無断転載することをかたく禁じます。

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