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ザ・コレクション 小さな名品「そば猪口」
《その2》
18世紀前半(1700年〜1750年頃)
 そば猪口は18世紀に入ると磁器製品の大衆化にともない、大量に生産されたようです。簡略した文様やコンニャク印版、型紙摺りといった印刷技術を使った作品が見受けられます。18世紀前半の特徴としては、口縁にいくほど開き気味になった朝顔形が挙げられます。この時代の製品は比較的つくりが丁寧で、素地は薄手ですが底部は厚めになっています。また、雨降り文と呼ばれる文様が簡略化して描かれている物がありますが、これは18世紀前半にしか見られない表現なのだそうです。
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■佐賀県立九州陶磁文化館 佐賀県西松浦郡有田町中部乙3100-1 電話0955-43-3681
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