まーちゃんの陶芸体験日記 教室ウォッチング
第三回(平成14年8月10日)
<LESSON7―たたら板作り(1)―>
 次は、たたら板をつくります。たたら作りでつくりたい作品を型紙におこしてきました。この型紙で切り出す土の板を、あらかじめつくるのです。そして板を一週間寝かせて、ほどよく乾いたものを切り出して成形します。まーちゃんは、箱型の器をつくる予定です。
1.土を適当な大きさにしよう
ビニールに入ったままの土の塊を、手で叩いて厚めの板状にします。
2.板状にきりだす
板状になった土の両脇に、同じ厚さの板を何段か重ねます。そして、この板に沿うように糸を土に入れ、土をきりだします。この時、糸がたるまないようしっかりと手にもってきります。一枚目が切れたら、両脇の板を一枚外し、また同じ作業を繰り返します。一番最初と最後に切り出した、土の板は使わず、間から切り出した土の板を使います。

前回のたたら作りと同じく、土の板の両脇に置く板は、両脇とも同じ厚さの板を用意しなくてはいけません。
3.切り出した土板を保管する
切り出した板を冷暗所に保管します。新聞紙の上に土板を載せ、その上にまた一枚新聞紙を載せます。
4.切り出した土板を保管する
新聞紙をかぶせたら、乾燥しすぎを防ぐため、水を霧吹きします。まんべんなく水分が浸透するよう、一箇所だけではなく、全体に霧吹きします。
5.切り出した土板を保管する
霧吹きが終わったら、すぐにビニールシートを被せます。またシートがめくれたりしないよう、シートの周辺におもしを載せておきます。一週間寝かせて、ほどよく乾燥した板を、来週切り出します。
LESSON8釉薬作りへ続く