まーちゃんの陶芸体験日記 教室ウォッチング
第六回(平成14年8月31日)
<LESSON14・ろくろ成形・削り(1)>
 次はいよいよろくろ成形の仕上げ「削り」という作業を行います。同じくろくろを使いながら、器の高台付近の処理を行う作業です。
1.器の乾燥具合を確かめる
まずは、前回ろくろ成形で作った器の乾燥具合を確かめます。今回、少し乾燥が遅れたのか「ちょっと柔らかすぎますね」との先生のコメント。
急遽、乾燥させるために作品を石膏ボードの上に置きます。こうすることで、石膏に水分を吸い取られ、乾燥が早まります。
2.道具を準備しよう
今回削りで使う道具はカンナです。
3.シッタを準備する
「シッタ」と呼ばれる削りに使う、支え台を準備します。支柱の底を土でろくろと密着させます。そしてあらかじめ土でつくっておいた円盤状の支え道具を、支柱のてっぺんに取り付け、のせる器のサイズに合わせてカンナで調整します。
今回教室では、先生がつくってくださいました。


どれくらい高台を削れるのか、あらかじめ器の深さを測っておきましょう。削りすぎて、底に穴が空いてしまう場合もあるので要注意です。
4.シッタに器を設置する
シッタに器をかぶせるようにして設置します。ゆっくりろくろを回してみて、作品がろくろの中心にきているかどうか、確かめます。中心からずれているようであれば、そっと作品を指で叩きながら、中心へとずらしていきます。
LESSON14・ろくろ成形・削り(2)に続く