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いよいよ開幕 有田陶器市

ポイント01 朝粥サービス 5:15
5:15頃の赤絵館前。まだ薄暗い中、車のテールランプがぼんやりと光っています。こんなに大勢の人が早朝から集まるとは、正直びっくり。 4月とはいえ、早朝はまだ寒い。そんな中、しっかりと防寒対策をした皆さんが朝粥を待って並びます。ジャンパーを持っていてよかった。
6時すぎにいよいよ朝粥が配られます。ほかほかの湯気を見ると、なんだか嬉しい!係の皆さんも早朝からお疲れ様でした。そしてありがとう!
塩こんぶと梅干のシンプルなお粥だけど、とってもおいしかったです。器は渓山窯の染付のステキなお茶碗。
 ねむーい目をこすりながら、まだ真っ暗な中、佐賀を出発。それもこれも早朝朝粥サービスを取材するため。これは皿山通りにある赤絵館前にて、先着200名に朝粥を無料でふるまうという企画。そして食べ終わったあとは、その有田焼お茶碗をお持ち帰り(もちろん無料)できるという、嬉しいイベントなのです。まず、我々うまか陶は、ここへ潜入しました!
 目標の赤絵館前に到着したのは5:15。なーんとすでに70〜80人の人が並んでいる!そして近くの有田小学校駐車場に止めようとする車が列をつくっているではありませんか。す、すごいです。自分も来ているのですが、なんで皆さんこんなに朝早くから?というくらいの人出。列をつくっている車のナンバーを見ると、九州各県はもちろん関西、関東と遠方からが多いようで、地元の人ほど出足は遅い。サービス開始の6:00には500人近くの人が並び、先着200名のところを、この日だけ特別に急遽400名にお粥が振る舞われました。有田焼のお茶碗にアツアツのお粥、塩こんぶ、梅ぼしをいれてもらい、朝日を受けてふうふう言いながら食べるお味は格別!もちろん我々も頂戴することができました。食べ終わった後、お茶碗の見込みには干支のひつじ柄と100回記念の「100」のイラストが描かれています。毎年この干支を集めるために、朝粥サービスに並ぶファンもいるのだとか。お茶碗は、有田焼の人気窯元・渓山窯のもの。
「嬉しい今年もゲットできた!」「あーん、間に合わなかったよう」と、赤絵館付近では早朝から悲喜こもごもの様子でした。うまか陶は係の方から、しっかり(!)見つけられて、「うまか陶さん、こんな朝早くからどーしたのー?がんばって取材してね。」と激励をいただきました。お粥を食べて体は温まってきたけど、それにしても眠い。まだぼんやりした足取りで、次なる地点に足を運びます。

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