2010 おすすめ展覧会 
            −全国美術館で開催のやきもの関連展覧会− | 
           
          
            没後50年 北大路魯山人展 
            <会期>平成22年3月13日(土)〜5月23日(日) | 
           
          
             北大路魯山人(1883−1959)は、誰しもその名前を一度は耳にしたことがある、最も著名な陶芸家の一人といえるでしょう。陶芸だけでなく、美食家としても知られていますが、半世紀にわたる創作活動の第一歩は、書家ならびに印章や扁額を彫る篆刻(てんこく)家として踏み出しました。その後、大正8年(1919)に東京京橋で開業した「大雅堂芸術店」の2階で、会員制の「美食倶楽部」を発足し、収集した古陶磁に自らの手料理を盛り付けて好評を得ます。同14年には赤坂に料亭「星岡茶寮(ほしがおかさりょう)」を開設して顧問兼料理長となり、翌年北鎌倉に開いた陶房において、星岡茶寮で使用する陶磁器を制作するようになります。 
魯山人が創り出したのは、中国の古染付(こそめつけ)や呉州赤絵(ごすあかえ)、日本の志野、織部、乾山焼といった古陶磁のエッセンスをもとに、料理にマッチすることを念頭に置いた食器でした。また漆器や絵画など、陶磁器以外のジャンルにもその多才ぶりを発揮しています。 
 没後50年を機に開催される本展では、陶磁器をはじめ書・絵画・漆器も含めた約250点により、魯山人の創作活動を回顧します。なお今回は、実際に星岡茶寮で実際に使用されていた食器なども特別出品されます。 
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            | ■会場 | 
            兵庫陶芸美術館 | 
           
          
            | ■住所 | 
            篠山市今田町上立杭4 | 
           
          
            | ■電話 | 
            (079)597-3961 | 
           
          
            | ■入館料 | 
		一 般1,000(800)円、大高生800(600)円、中小生500(400)円  
※(  )内は前売および20名以上の団体割引料金です。	 
※兵庫県内在住・在学の中小生はココロンカード持参で無料になります。 
※兵庫県内在住の65歳以上の方は半額になります。 
※障害のある方およびその介護者の方は半額になります。 
※4月1日より、次のとおり料金が変更になります。 
            一 般1,000(800)円、大学生800(600)円、高校生500(400)円  | 
           
          
            | ■開館時間 | 
            【3月13日〜3月31日】午前10時〜午後6時 
【4月1日〜5月23日】午前10時〜午後7時 
ただし、4月29日(木・祝)〜5月5日(水・祝)は午後9時まで 
(入館はいずれも閉館時間の30分前まで) | 
           
          
            | ■休館日 | 
            月曜日(ただし、3月22日(月・振休)、5月3日(月・祝)開館し、3月23日(火)、5月6日(木)休館) | 
           
          
            | ■関連イベント | 
            (1)記念講演会「魯山人の芸術」 
魯山人の生涯と芸術家としての歩みについて、豊富なエピソードを交えながら紹介します。 
・日 時  平成22年4月29日(木・祝) 14:00〜15:30(開場13:30) 
・場 所  当館研修棟1F セミナー室 
・講 師  中ノ堂一信(京都造形芸術大学教授・本展監修者) 
・定 員  120名(当日先着順) 
・聴講料  無料(ただし、観覧券(又は半券)が必要です。) 
 
            (2)ワークショップ「これであなたも魯山人!」 
            魯山人は、桃山時代に岐阜県東部で作られた「織部焼」の斬新なデザインや技法を再現し、自身の作風に採り入れました。実作品を前にしたギャラリートーク、織部焼と魯山人に関するスライドレクチャーを聴講の後、緑色の釉薬で全体を覆う「総織部(そうおりべ)」の技法を用いて、 
菓子皿を制作します。また作品受渡日には茶会を体験し、自分で作った菓子皿で試食を行うことで、より満足感の得られるワークショップを目指します。 
・日 時  (講座・作陶)平成22年3月27日(土) 13:20〜16:30 
      (受取・茶会)平成22年4月17日(土) 13:30〜 
・場 所  展示棟、工房、茶室 
・定 員  20名(事前申込制・先着順) 
・〆 切  3月20日(土) 
・参加費  3,000円(当日の展覧会観覧料・材料代・菓子代込) 
            ・その他  本事業は、兵庫県が実施する事業「陶芸文化講座」との連携事業で、菓子皿制作が県事業、その他の部分が本展事業になります。(参加費3,000円のうち2,000円が県費分に該当) 
 
            (3)第4回 兵陶美寄席 
 皿、壺、茶碗等やきものは、昔から落語の題材として取り上げられることが多く、また落語が持つ「和」の響きは、当館の佇まいともマッチします。当館が持つ「自然」に「笑い」の要素を加えて、「北大路魯山人」「美食」「料理の器」などを題材に開催します。 
・出 演  桂 三金 氏、森乃石松 
・日 時  平成22年3月21日(日・祝) 
・場 所  当館研修棟セミナー室 
・内 容  (1)展覧会展示解説 13:30〜14:15 
       (2)落語会     14:30〜16:00 
            ・定 員  100名(事前申込、先着順) 
            ・〆 切  3月21日(土) 
            ・聴講料:無料(ただし、観覧券(又は半券)が必要です。) 
 
            (4)ギャラリートーク(学芸員による展示解説) 
            ・日 時  平成22年3月13日(土)、3月27日(土)、4月10日(土)、4月24日(土)、5月8日(土)、5月22日(土) いずれも11:00から(所要時間約1時間) 
            ・場 所  展示棟 展示室 
            ・その他  事前申込不要、展覧会観覧券必要 | 
	 
        
       
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