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2008 おすすめ展覧会
−全国美術館で開催のやきもの関連展覧会−
表千家八代家元そったくさいゆかりの茶道具展
<会期>平成20年4月26日(土)〜6月8日(日)
 昨年の平成19年は、八代家元、そったくさいの二百年遠忌にあたりました。同年は、元伯宗旦の三百五十年忌にもあたりましたため、表千家北山会館では、「元伯宗旦」特別展を開催いたしました。
 そこで本年は「元伯宗旦」展に引きつづき、そったくさい二百年忌を記念し、そったくさいゆかりの道具を通して、その生涯と茶の湯をふりかえる特別展を企画いたしました。
 そったくさい(1744〜1808)は幼くして父如心斎と母の正を亡くしました。宝暦七年(1757)、十四歳の時に元伯宗旦百年忌を迎え、この時におこなった年忌の茶会は、そったくさいが家元としておこなったはじめての茶会でした。その後、覚々斎三十三年忌、如心斎十三年忌、江岑宗左百年忌、そして寛政元年(1789)には利休二百年忌と、歴代の節目の年忌に多く遭遇しています。利休二百年忌の茶会を控えた前年には、京都の約三分の二を焼き尽くした天明の大火によって、家元も焼失してしまいましたが、直ちに復興をとげて、新たになった茶室と露地で無事に利休二百年忌の茶会をいとなみました。
 そったくさいは元伯宗旦の茶風を慕い、文化元年(1804)還暦を迎えて隠居してからは、自ら「宗旦」を名のりますが、そったくさいが最後に迎えたのも元伯宗旦の百五十年忌でした。
 そったくさいの生きた時代は、いわゆる田沼時代にはじまり、都市の経済が繁栄した時代で、家元制度も確立し、そったくさいはこれまでにない多くの門弟を率いる家元であったともいえるでしょう。
 これを機に、そったくさいの茶の湯についてのご理解を深めていただき、茶の湯文化の発展の一助となれば幸いです。皆様のご来館をお待ちしております。

会場 表千家北山会館
住所 表千家北山会館
電話 075-724-8000
入館料 一般1,000円/学生800円/20名以上の団体800円
※呈茶含む
開館時間 9:30〜16:30(入館は16:00まで)
休館日 月曜日(但し祝日の場合は開館)、6月6日(金)
URL http://www.kitayamakaikan.jp
交 通 ・JR京都駅より地下鉄烏丸線国際会館行き「北山駅」下車、4番出口より西へ徒歩約5分
・JR京都駅よりタクシーで約30分
・阪急電車「烏丸駅」より地下鉄烏丸線乗り換え「北山駅」下車
・京阪電車「三条駅」より地下鉄乗り換え「烏丸御池駅」乗り継ぎ「北山駅」下車
・「出町柳駅」よりタクシー約15分
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