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2009 おすすめ展覧会
−全国美術館で開催のやきもの関連展覧会−
瀬戸のタイル〜本業敷瓦からタイルへ〜
<会期>平成21年7月11日(土)〜9月27日(日)
日本のタイルは「せん」と呼ばれる寺院用の敷瓦が仏教の伝来とともに大陸から伝わったものが始まりといわれていますが、建築の洋風化の進んだ明治時代までタイルは日本の住環境に馴染むものではありませんでした。
 こうした中で瀬戸は、江戸時代前期にタイルの原型といわれる「本業敷瓦」を製造し、瀬戸市の定光寺源敬公廊に使用するなど国内でもいち早くタイル作りに取り組んできました。この「本業敷瓦」は、明治時代になりタイルの需要が高まると、陶器の素地に磁器の化粧土を施した「新山(しんやま)」と呼ばれる新製品や絵付の最新技術であった銅版転写を取り入れた製品が開発されるなど、日本の量産タイルを常にリードしていきました。しかし、瀬戸の本業敷瓦は、千年余の間に培われたやきものづくりの製造方法を応用したものであったため、後に西洋から導入された新たなタイル製造法による硬質陶器タイルなどに強度・寸法精度などの面で後れをとり、主役の座を明け渡すこととなりました。
 今回の企画展では、現代においても古びないデザインで、ある種の郷愁を与える本業敷瓦の変遷にスポットを当て、瀬戸がやきもの産地としてのオリジナリティのある製品をつくりだしていた時代に、先人たちがどのような創意・工夫を凝らしていったのかを紹介していきます。

会場 瀬戸蔵ミュージアム
住所 愛知県瀬戸市蔵所町1番地の1
電話 0561-97-1190
入館料 一般500円 高校生・大学生・65歳以上300円 中学生以下無料
※団体割引あり
開館時間 9:00〜18:00(入館は17:30まで)
休館日 7月27日(月)・8月24日(月)・9月16日(水)
交通 名鉄瀬戸線「尾張瀬戸駅」から徒歩約5分
東名高速道路「名古屋I.C.」から車で約30分
東海環状自動車道「せと赤津I.C.」から車で約10分
※駐車場189台(有料)
関連イベント せとなつ型紙カードづくり
7/18、7/19(午後1時〜)
先着20名様

タイルデザインのエコバッグをつくろう!
8/16(午後1時〜)
先着15名様

せとでん貯金箱ぬりえ
8/22(午後1時〜)
先着20名様

スタンプラリー
8/1〜9/13
瀬戸蔵ミュージアム、瀬戸市美術館、瀬戸市新世紀工芸館、瀬戸市マルチメディア伝承工芸館を、回ってスタンプを集めよう!
完走者にはもれなくオリジナルクリアファイルを差し上げます。さらに染付タイルが抽選で10名様に当たります。
※瀬戸市美術館には入館料が必要となります。
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