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ザ・コレクション
《その1》
 佐賀県各地のやきもの産地では、街角で素敵な陶磁器を見かけることができます。その主な場所は橋。橋の欄干の上に作品が備えつけてあったり、欄干の壁が陶片で彩られたりと多彩です。ここでは、佐賀のやきもの産地で出会った美しい橋をご紹介します。

この橋は武雄市武内町に流れる「黒牟田川」に架かっている小さな橋です。ここの近くでは「黒牟田焼」「多々良焼」と呼ばれる陶器がつくられています。黒牟田焼は素朴で親しみやすく、そろばん玉型の黒土瓶や笹絵徳利、刷毛目皿などが特徴的な器です。多々良焼はひも状や板状にした粘土を、叩き手という伝統ある成形技法によってつくられています。この橋のそばには世界最大の巨大な登り窯「飛龍窯」もあります。

▲黒牟田焼の陶器で彩られた橋

▲橋を良く見ると陶片だけでなく、お皿や壺の割れた物なども埋め込まれています。土のぬくもりが伝わってきそうな陶器で飾られた橋です。
その2
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